背広の由来

サルトリア ルイ

2016年07月26日 10:00

=背広の由来=

[背が広く見えるから説]

その昔、西洋からやってきた人々が着ていた洋服
が、センターシーム(背中の縫目)が無い服であっ
たために背中が広く見えました、そのために『背が
広い服=背広』という日本語が誕生したという説、
体格の大きな西洋人の背中さぞかし大きく見えた
のでは。

[サヴィルロウ説]

紳士服の本場イギリスはロンドンに,
『サヴィルロウSavile Row』という一画があり
そこはスーツの発祥地とされるところで、一流の
ビスポークテーラー(注文洋服店)が集中している
歴史ある街角なのですが、そのサヴィルロウが、
日本に来るうちに発音が変化し、明治の日本人
には、『セビロ―』に聞こえ、背広が生まれた説
これが一番有力な説だそうです。

[シビルクローズ説]

背広はそもそも『市民の服』であり、英語で
シビリアンクローズcivilian clothes または、
シビルクローズ civil cloths と言い、これが日本に
渡り、何故か日本人には『セビロ―』に聞こえて
背広が生まれた説。昔々、西洋ではズボンは下品
な服装で、貴族の男性は穿かなかったようです、
時代も変わりましたね。


総じてみると明治の日本人、英語のリスニングが
相当苦手だったようですね、共感しちゃいますね。



諸説ありますがスーツスタイルを楽しんでいただける
きっかけになればと。

今秋、サルトリアルイ オープンします!
Sartoria Rui 代表 勝又輝之

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